スタンバイリーグは木造モバイル建築の研究開発を通じて、災害に強い社会の実現に貢献します。
株式会社スタンバイリーグ

「世界のトイレ問題とサーキュラーエコノミーを考える」講演会を開催しました。

7月6日に立教大学にて、世界のトイレ問題とサーキュラーエコノミーをテーマに公開講演会を開催しました。

当日は、会場とオンライン参加にてお集まりいただき、講演会、パネルディスカッションともに大変好評をいただきました。

画期的な技術を普及させるためには、既存の法制度やそれに守られているビジネスモデル、トイレ文化、サーキュラーエコノミーの仕組みなど、全てを脱構築する必要があります。

今後も様々な方と協力し合い、ご指導いただきながら日本のトイレ環境をより良いものにしていけるように引き続き、講演会等おこないながら活動を広げていきたいと思います。


プログラム
● 講演1「災害時のトイレ問題を考える」
  岡山 朋子 大正大学地域創生学部地域創生学科教授

● 講演2「社会のトイレ問題を考える」
  加藤 篤 特定非営利活動法人日本トイレ研究所代表理事

● 報告「実証実験報告:オフグリッド・トイレとサーキュラーエコノミー」
  齊藤 学志 立教大学社会デザイン研究所研究員

● 討論「トイレで社会をデザインする~SDGs目標6安全な水とトイレを世界中に~」
  パネル:岡山 朋子、加藤 篤、齋藤 学志

司会:長坂 俊成
講師紹介(登壇順)
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岡山 朋子(おかやま・ともこ)
大正大学地域創生学部地域創生学科教授
1971年生まれ。専門は環境学。災害廃棄物対策や災害トイレ対応・災害時の女性のトイレ問題の研究に従事。第3回日本トイレひと大賞(2018)受賞 「「トイレに行きたくない」状況をいかに回避するか考える災害トイレ研究」

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加藤 篤(かとう・あつし)
特定非営利活動法人日本トイレ研究所代表理事。
1972年生まれ。まちづくりのシンクタンクを経て、現在、NPO法人日本トイレ研究所代表理事。災害時のトイレ調査や防災トイレワークショップの実施、防災トイレ計画(D-TOP)の作成、災害時のトイレを学ぶ参加型寸劇、小学校のトイレ空間改善(トイレカーペンターズほか)、トイレ美術館を展開。「災害時トイレ衛生管理講習会」を開催し、防災トイレアドバイザーの育成に取り組んでいる。現在「世界をもてなすトイレプロジェクト」を実施中。主な著作文等:『四快のすすめ(共著)』(新曜社)、『元気のしるし朝うんち(共著)』(少年写真新聞社)、『水の知(共著)』(化学同人)、『うんちさま(絵本)』(金の星社)、『うんちっち!のうた(作詞)』。

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齊藤 学志(さいとう・たかし)
立教大学社会デザイン研究所研究員。
1992年生まれ。福井県立大学 海洋生物資源学部 海洋生物資源学科卒業、2015年東日本ガス入社。現在、スマートハウス等省エネ技術やミネラルイオントイレの普及に取り組む。

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長坂 俊成(ながさか・としなり):司会
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・社会学部教授。1962年生まれ。一般社団法人日本モバイル建築協会代表理事、一般社団法人日本ミネラルイオン産業協会代表理事(設立登記準備中)。専門はリスクガバナンス、防災危機管理、社会デザイン。社会貢献活動として、森林と共生する地産地消の木造モバイル建築の開発、恒久仕様の木造応急住宅の社会的備蓄、遠隔指揮調整支援システムの開発・普及、排泄物の肥料資源化等サーキュラーエコノミーに関する社会実装に取り組む。